おはようございます。
真剣に症状をうったえられてたら、だんだん熱くなる村田です。
◆ギックリ腰/女性/介護職
昼に介護保険施設に往診にいっています。
鍼灸師なので、自費での往診です。
患者さんは、入居者さん限定です。
しかし、
ごくごくたま~に介護職員さんからヘルプがきます。
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『せ、せんせ…、さっき、入浴介助でちょっと捻ったみたいで、こうしたら(前屈み)痛いんです。あとから診てもらえませんか?』
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と、患者さんを施術中に声をかけてきたヘルパーさん。
「ちょっとまってね~、後で診ますから。」
と目の前の患者さんを施術し続けてた。
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『これからまた入浴介助に入るんです。
こうしたら痛くて、こうするとマシ
この辺が痛くて、この前のこれ(痛い動き)はマシ…。』
と、一向に立ち去ろうとしてくれない。
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術者としていろいろ症状を言ってくれると、だんだん見えてくる。
症状はこうだ。ちょうど、【ミレーの落穂拾い】のような姿勢をすると、骨盤、ちょうどASIS(上前腸骨棘)辺りから、膝まで痺れるという。背屈はOK。でも、仰向臥床時の尻上げ姿勢(寝た状態でパンツをはききるような動作)が痛い。今、施術中の患者さんよりも、横でうったえてくるヘルパーさんの方が気になって仕方がない。そして、聴けば聞くほど、パズルのように取捨選択で【コレが答えだ】あ~、早く施術したい~!!って想いが駆け巡ってしまう。つい、言ってしまった。目の前の患者さんへの手を止めて・・・。
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「はい、ここ座って。」
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「ここ、痛いね~?これをこうしてみて!」
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『あっーー!さっきよりマシ!!え―、なんで??』
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?え、施術したらからやん…。
前にも言ったでしょ、運動しなさい!って思いながらも
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「良かったですね。これで入浴介助も楽にできますよ。」
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入浴介助終了後、再度聞いてみた。
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『まだ、この辺(ASIS:上前腸骨棘)が痛いです。』
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「ここですか?じゃ、こうして、こういうふうにしておいて。」
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20秒ほど
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「どう?痛かった動き、痛い所、違和感、最初と比べてどう?」
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『えっ―――!!マシ―‐!!マシマシ!!
ちょっと待って、実はさ、朝から痛かったんよ!
布団から出るときも痛かったし、
ズボンはく時も痛かったし、
ちょっと、待って、、、、
(なんども、痛かった動作、痺れる動作をしてくれた。)
なんで???痛くないで??
できる???なんでなん???
どういうこと???』
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その声を聴いた主任さんがやってきて
不思議やろ~?と話してくれていた。
主任さんも以前速攻で治療したことがあり
ビックリしてくれた方のおひとり。
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急な痛みは、急に治ることもある。
・・・・それだけ。
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介護職員が現場で不調になりながら、介護業務を続けていると、どうしても利用者さんへの対応が不完全になる。すると、適切な介護が行えない。おたがいにイライラして、結果、利用者さんが不満になり、挙句の果てには事故へとつながっていく。利用者さんを豊かにするには、介護者が豊かにならならければならない。老人が言ってた。『俺たちの余生を無駄にするな!』って。誰しも、介護を受けたくて受けてる訳じゃない。どちらかというと仕方なし、利用せざる負えないから利用している。介護業務だけの話しじゃないけど、接客業の人は、自分自身が豊かじゃないと、お客さんを豊かにできない。お客さんが豊かになれば、みんながみんなWin-Winの関係になれる。
豊かに生きることの大切さ―
Susnkytherapy
therapy-kanku.com
太陽のように美しく照り輝き
空のように全てを包み込む
セラピストに成っていっている
『図』ミレーの落穂拾い
どこでも施術するならサンスカイセラピー ♯0330
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