術後3ヶ月経った村田です。
プレート入り足首も慣れてきました。
骨折は痛いです。辛いです。イライラします。
なった本人しか分からないし、経験しないと分かりません。
今回、初めて骨折の患者さんの気持ちが分かりました。
(ん?そういえば…こちらでの詳しい報告はまだでした。3月6日に交通事故で足首の骨折脱臼して手術入院していました。しかし、驚異的な回復で手術翌日には、松葉杖歩行ができ、12日後に退院、3月末にはお仕事再開していました。コロナ自粛で完全復帰は6月から。)
入院先のリハビリの先生や、主治医には感謝しかありません。
たくさんの気付きを得ることができました。
一番の気付きは、歩行です。
足首の骨折だから、歩行困難です。
どんな状況での歩行が困難でしょうか?
同じように足首の骨折をされた方ならすぐ分かります。
もちろん、例外もありますが、私の場合は、入院先の病院でリハビリでは一切やらなかったことを、退院後ドアを出てすぐに出くわしました。
手すりのない道や、緩やかな車椅子用のスロープです。
松葉杖での帰宅だったので、手すりなしの歩行はできました。
しかし、スロープ!
緩やかな、超ゆるやかな坂道が、とんでもなく怖かったんです。
足首の骨折です。足指の脱臼です。
病院のリハビリは、平行棒や松葉杖、階段の練習です。
坂道歩行は一切やりませんでした。
怪我をして初めて気付きましたね。
町で見かけるあの緩やかな傾斜のスロープです。
ホントに、登りも下りも、ホントに怖いんですよね。
階段が恐怖のイメージがあります。確かに階段は恐怖です。松葉杖は単なる棒なので、関節がないから登りも下りも、上半身が倒れそうで怖いです。
しかし、階段昇降は、足を上げる、膝を上げる、股関節を曲げる伸ばすが主になるので、足首の動きは特に必要なかったです。
歩行の場合は、踵から付いてつま先へと「しなり」の動きがあります。
多くの人は、後ろ足の最後はつま先で床を蹴るような動きになります。
これが、痛くてできなかったです。
退院2ヶ月経っても困っていたのが、階段の360度ターンです。
骨折した方の脚を軸に回転できなかったので、大回りになります。
階段は、下りが右回りでも、登りは左回りになります。
つまり、階段昇降の時は、かならず昇降のどちらかでこまりました。
これは、3ヶ月目検診の時に主治医に報告すると、かなり驚かれていました。
階段よりも、歩行が辛い。
歩行よりも、スロープが怖い。
そして、足をかばうことで、上半身(特に肩)が強烈に痛い。
整形外科主治医は足しか診ません。当然です。骨折に特化した医療ですから。
東洋医学や、鍼灸、整体は全身を診ます。
全身のつながりをイチイチ診ていきます。
破壊なくして創造なしです。
リハビリや鍼灸で傷つければ痛いですが、回復しようとドンドン治癒力が増していきます。
セルフ整体で、歩き方や立ち方、体操をすれば整ってきます。
部分も大事ですが、全身はもっと大事です。
個のつまりが、全体を滞らせます。
スロープをクリアできればどこでもバッチOKです。
Susnkytherapy
太陽のように美しく照り輝き
空のように全てを包み込む
セラピストになっていっている
【Photo:レントゲン】
足首骨折から歩行ができるまで。 #517
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