先・先週からの続き(※途中で文が切れてたらHPのブログから読めます。)

人体解剖②経験ならサンスカイセラピー ♯0213



思春期まで、男性が死体で、女性が遺体と信じていた村田です。

 

3日間の人体解剖実習。これは、ほんと贅沢な時間だったんだ。3日間だけでも、贅沢なのに、今回は主催者の心意気に大学側が応えてくれて、なんと、フレッシュの御献体、死後数日の御献体を触らせてもらえたんだ。いい!、生だよ。生!死後数日の、死後硬直が解けた頃の、まるで生きていた状態のまんまの御献体。

 

※みんなが疑問に思ってた御献体は、刑務所や犯罪者の御献体でなく、ハワイの住人が、後世の医療を志す人のために死後、御自身の御身体をご提供されてくれいるんだ。Hawaiiは環太平洋の真ん中にあるから世界からのアクセスも良く、世界中からHawaii大学に解剖実習に来られるんだ。

 

で、ホルマリン漬けの御献体と、フレッシュの御献体、いったい何が違うかって?そりゃ、もう、見た目がまるで違うでしょ!

皮膚も、筋肉も、血管も、だって確実に1週間前までは、ご生存だったんだからね。言葉は適切か分からないけど、実に美しい。ほんとに美しい。綺麗だった。上腕二頭筋や、大腿四頭筋なんて、ほんと綺麗。だってね、関節から関節まで筋肉ってついてるでしょ、それが、たら~んと垂れ下がってるのね、ホルマリン漬けでは解かりにくかった、起始停止の部分が一目瞭然で解ったんだ。

 

しかもね、しかも、フレッシュ御献体を触って、持ち上げることができたんだ。わかる??持ち上げて動かすことができたんだよ。いわゆる他動運動の感じで。皮膚をめくってる状態で、真っ赤で鮮やかな筋肉と白い神経の御献体。不思議と怖いとか、目を覆いたくなるとか、そんな感情は一切なかったんだ。それよりも、もっと勉強して、知識を詰め込んで、望みたかったって反省と後悔の気持ちの方が大きかったんだ。

 

だってね、生だよ。

 

さっきまでのホルマリン漬けの御献体とまるで違うんだよ。鍼灸師の先生達は、御献体に鍼を打たせてもらい、どんな風に皮膚や筋肉を貫通し、血管まで届くのかを再確認できたんだ。(例えば、三陰交(内くるぶしの上)とか、前腕とかね。)皮膚もほんとリアルに生存時とさほど変わらなかったからね。

 

下肢や上肢を持ち上げて、動かして引っ張ってみても、筋付着部の起始停止は剝がれることはなかった。かなり強く頑丈にできてるってことなんだ。仙腸関節は動くのか?動かないのか?ってのも、3人がかりで引っ張って動かしてみたんだ。凄くないですか?ほんと、学びだったんだ。

 

フレッシュな御献体の解剖。それが主になるのか、制度が変わってできなくなるのか、未来のことは誰も分からない。今回の実習、半年前の募集でタイミングよく、申し込みできたこと。正月明けの一発目から。仕事を休んで参加できたこと。出来る時にできる事ができるタイミングだったこと。去年や来年なら無理だった。今年だから参加できたんだ。

 

■だってね、いい?

あなたは、あとどれくらい人間続けますか?10年?20年?50年?そんなこたー誰も分からんけどさ、自分の身体のこと、知りたくない???整備士さんは車を分解するでしょ、電気屋さんは電化製品分解するでしょ、料理研究家は食材を研究するでしょ、そもそも、そもそもの、私たちの身体、どうやって動いているか知りたくない??

 

20年以上前、学生の時の解剖実習の感想はさ、人間はどうやって動いているんだろう?だったんだ。御献体を見て、骨も、筋肉も、血管もある。脳も。でも、動いていない。なんで?車はエンジンで動く。電気は電気。人間はなにで動く?ってなことを思ったんだ。

 

今回の解剖実習は20年間の臨床を踏まえて今までに出逢った患者さんを思い浮かべて、いったいあの患者さんのあの部位はどうなっているのか?今回、Hawaii大学のDoctorに患者さんの質問をしたら、偶然にも、おなじ症例の御献体の一部を見せていただけた。正直、ビビった。

『脳疾患で片脳が溶けた患者さんの脳はどうなってるんですか?』Doctorは標本にした御献体の脳を持って教えてくれた。

 

“これは、右脳がないん標本ですが、なくなった隙間は陰圧になって、なくなった右脳は脊髄を通して体内に吸収されています。”Doctorの英語を通訳の先生が教えてくれた。陰圧は想像できた。体内に吸収ってのは想定外だった。

 

3日目にもなると、解剖実習室の景色が見えてくるようなった。初日からあった骨模型。実は、本物の人体の骨から骨模型にした模型だった。うちの治療院にある骨模型は当然だが人骨ではない。しかし、Hawaii大学の骨模型は人骨。そのまんまってことね。当然左右差はちがうし、骨感触も違う。

 

あ~、もっと詳しく見とけば良かった・・・そして、もっと勉強してから望めば良かった・・・この二つが今回の大きな収穫だったかもしれない。

 

日本からHawaii大学への解剖実習ができるチームは数カ所ある。しかし、チーム主催者によって、大学側の配慮がまるで違うようだ。どこがいいとかはあなたが決めればいい。ただ、2日間で3献体を30人で見れるのか・・3日間で3献体を30人か・・+生献体が付いてくるのか・・2日間で50人近くで参加するのか・・世界的権威のDoctorや、日本から解剖に来られている医師に直接質問できるのか・・etc...

 

あ、英語は喋れるに越したことはないけど、先生も日本語が上手くないのでおたがい母国語で十分通じると思う。

 

また行きたい。タイミング次第。私が参加したチームはこちら⇒

http://www.ken-yamamoto.com/

リアルに世界中を回られている治療家の先生です。

 

Sunskytherapy

太陽のように美しく照り輝き

空のように全てを包み込む

セラピストに成っていっている

 

『図』骨模型

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