【祝日特別ブログ】

※2分で読めるブログを1時間かけて打つ村田です。

 

『はい、じゃ~先ずは、線を引いてください。』

 

え?今、線を引けって言ったよね?

 

透明のアイカバー越しに受講生同士が目を合わせた。

 

 

■半年前の2017年1月Hawaii大学人体解剖実習―

 

そんな言葉から始まった記憶がある。

車屋さん、整備士さんなんかは車を解体するでしょ。

料理屋さん、調理師さんも食材を生かし研究するよね。

電気屋さんは、分解したり、組み立てたり

それぞれの専門分野の人って、必ず、その対象のものを知り尽くそうとするじゃん?

お医者さんは、人体解剖するし。

 

じゃ、我々治療家はどう?

鍼灸師に柔道整復師、理学療法士なんかのパラメディカルから、整体師、カイロプラクターのセラピストまで、身体を触る職業の人って、そもそもの、身体のコト知っているのかな?って。

 

学生時代に、日本の国立医大学で解剖実習はあったよ。

でも、私たちが切り刻む人体解剖でなく、お医者様や、医学生が人体解剖された後の御献体を見せて頂くって感じっだった記憶があるのね。

『煙草を吸ってる人の肺は真っ黒ですよ~』

『心臓はこれぐらいの大きさなんですね~』

『腸は引っ付いていますね~』

はい、じゃ、取り出した臓器を人体にしまって、蓋(腹部の皮膚)してください。

って感じで、学生は、実習っていうよりも、見学って感じだったかな。

昔あった人体の不思議展の方がより詳しかったような気がしたんだ。

ま、初めての御献体だったから緊張してたんだろうけどね。

 

いい!

一般の方の認識では『人体解剖実習』って聞いたら、メスもって、いわゆる切り刻んでいくとイメージするよね。

でも、パラメディカルの方は、一度、学生時代に解剖実習をやってるから、その見学的なイメージがあるわけ。

Hawaii大学での解剖実習はちがいます。ちがうんです!!

リアルに、真っ新なお初の御献体からの解剖実習です。

メスもって、解剖道具もって、時には、電動のこぎりを使って、ハンマーを使って、解剖させてもらうんだ。

 

『先ずは、線を引いてください。』

 

メスを入れる前に、マジックで、大よその筋肉の走行をイメージしながら、線を引くんだ。

でもさ、線引ける?いくら御献体で身体を提供して頂いているとしても…、って頭を一瞬過ったけど、これからメス入れさせてもらうのに、線で止まってたらどうするねん?って気になって、各実習生が線を書き始めたんだ。

 

・僧帽筋はここからココまでだから、こう線を引いてみよう。

・ヤコビー線がこうだから、ここは4番で、ここが12番。

・広背筋は、ここからココまで。

・仙腸関節がこれだから、殿筋はこうだな。

 

僕らのテーブルのリーダー(Hawaii大学の先生)が言ったんだ。

『僧帽筋はどこから始まって、どこで終わってますか?』

線を引いた後に言われたもんだから、実習生同士がまた目を合わせて、え?違うの?この線(ライン)じゃないのかな?ひょとして、全部違うの?って空気になったのね。

だって、ひとつのテーブル、一献体に付き、約10名の実習生だったんだけど、そのほとんどが初参加だったんだ。

だから、“お初の怖さ”っていうか、初めてだから躊躇せずにできるっていうのか、正月明けから仕事休んで、遠くハワイまで勉強に来てるんだから“せっかく学びにきてんだから”ってのがあって、とにかくテーブルリーダーに従って躊躇せずに進めていったんだ。

 

【知らないからできる】

教科書やテキストでは知ってる。

でもね、ホント当たり前のことなんだけど、御献体に“色”が付いてて解説があるわけじゃない。

皮膚も、表皮も、真皮、皮下組織、筋肉、血管、神経、汗腺・・・

矢印で名前が書いてあるわけじゃないでしょ。

適切な表現ではないが、ナイフとフォークをもってステーキを切る感じで、もっと丁寧に、皮膚からの薄皮を一枚一枚めくっていったんだ。

教科書と違う!?

なんだコレ???

一枚一枚めくるたびに、一メス一メス切っていくたびに、『これ何?』って声が聞こえてきたんだ。

テーブルリーダーの先生はニヤニヤ(笑)してたけどね。(笑)。

だから、初日はあまりにもの自分の知識のなさに撃沈したんだ。

解剖書で一応は頭に入れて実習に臨んだんだけど、いざ、御献体を解剖させてもらうと、まるで違う。

だって、顔形、人種、性差、既往歴なんてみんな違って当然だからね。

こんな実習が三日間もできる!!

 

来週月曜日ブログへ続く…。

 

Sunskytherapy

太陽のように美しく照り輝き

空のように全てを包み込む

セラピストに成っていっている

 

私が1月に解剖実習に参加したチームです。

7月11日の情報。チャンスがあれば解剖実習マジでおススメします。

真摯に御献体と向き合い方なら、だれでも参加できるようです。

https://www.facebook.com/kenyamamoto.channel/posts/1606220066057917

 

『人体の不思議展』

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